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債券投資(その2)

なんで学校でお金のこと教えてくれへんかったん?

ほんまに知識武装せなあかん。

お金の学び、記録していくで!!

 

☆債券の格付け①

(問)

残存期間や表面利率などの他の条件が同一であれば、通常、高い信用格付を付された債権は、低い信用格付を付された債権に比べて( ① )が高く、( ② )が低いで。

 

A.①債券価格 ②利回り

 

債券の格付というのは、ムーディーズやスタンダード&プアーズ、格付投資情報センターといった格付機関が評価して発表した債権ごとの信用度の指標やねん。

利息や元本の支払不能に陥る可能性が低いと考えられる債券には高い格付けが、逆の場合には低い格付けが与えられんで。

そして、格付けは、民間企業による評価なので絶対的なものではないけど、即発債の取引価格には大きな影響を与えんねん。

一般に、格付の高い債券ほど安全性が高いと考えられるため、取引価格は高くなり、購入により多くの資金が必要となんねん。

結果として、表面利率や償還期限といった他の条件が同一であれば、利回りは低くなんで!

 

☆債券の格付け②

(問)正しいか誤りか

債券の信用格付がトリプルB格相当以下である場合、一般に、投機的格付とされんねん。

A.誤り

 

格付機関によって異なんねんけど、債券の信用格付は高い方からAAA(トリプルA)、AA(ダブルA)、BBB(トリプルB)といった記号によって表されるねん。

そして、投資しても比較的安全な投資適格格付とされるのは一般にトリプルBまでで、それに満たないBB(ダブルB)、B(シングルB)、C(トリプルC)などは無視できないリスクの伴う投機的格付とされんで。

トリプルBは投資適格格付であり、投機的格付とされるのはトリプルB格相当未満である場合やで!

 

☆債券の利回り①

表面利率(クーポンレート)2%、残存期間2年の固定利付債券を、額面100円当たり98円で購入した場合の単利最終利回りは、(  )でんねん。

なお、答えは表示単位の小数点以下第3位を四捨五入してるで。

 

A.3.06%

 

利付債券の最終利回りとは、債券を購入してから満期まで保有した場合の利回りのことやで。

1年当たりの利息に1年当たりの償還差益を加えたものを、購入価格で割ることで求められんねん。

問題の場合は、表面利率が2%なので1年当たりの利息は額面価格100円×2%=2円、2年後の満期時に100円償還される額面100円の債券を98円で購入しているので1年当たりの償還差益は(100-98)/2=1円だよ。

この合計である2+1=3円を購入価格98円で割ると

3/98≒3.06%なんねん。

 

☆債券の利回り②

表面利率(クーポンレート)3%、残存期間6年の固定利付債券を、額面100円当たり103円で購入した場合の単利最終利回りは、(  )でんねん。

 

A.2.43%

 

利付債券の最終利回りとは、債券を購入してから満期まで保有した場合の利回りのことで、1年当たりの利息に1年当たりの償還差益を加えたものを、購入価格で割ることで求めんねん。

問題の場合には、表面利率が3%なので1年当たりの利息は額面価格100円×3%=3円やで。

一方で、6年後の満期時に100円償還される額面100円の債券を103円で購入しているので1年当たりの償還差益は(103-100)/6=0.5円のマイナスとなんで。

1年当たりの利息と1年当たりの償還差益の合計は3-0.5=2.5円になり、最終利回りはこれを購入価格の103円で割った2.5/103≒2.43%と計算できんで。