債券投資(その1)
なんで学校でお金のこと教えてくれへんかったん?
ほんまに知識武装せなあかん。
お金の学び、記録していくで!!
☆債券の種類
(問)正しいか誤りか
割引債とは、信用力の低い発行体が、クーポンレート(表面利率)を高めに設定して、額面より低い価格で発行する債券のことをいうねん。
A.誤り
債券には、利息が定期的に支払われる利付債と、利息の支払われない割引債の2種類があんねん。
割引債は一般に額面より安い価格で販売されるため、満期時まで持ち続ければ償還差益を得ることができんねん。
クーポンレート(表面利率)が設定されるのは利付債で、利息の支払われない割引債には設定されへん。
☆固定利付債券と市中金利
(問)正しいか誤りか
一般に、流通市場で取引されている固定利付債券では、市中金利の上昇に伴い、債券価格が上昇するねん。
A.誤り
固定利付債券の価格は市中金利が上昇すると下落する傾向があんねん。
固定利付債券の利率は一定なので、市中金利が上昇すると利率が相対的に不利になるためやねん。
逆に市中金利が低下した場合には利率が相対的に有利になるため、固定利付債券の価格は上昇する傾向があんねん。
☆債券の信用リスク
(問)正しいか誤りか
ある債券の信用リスク(デフォルトリスク)が高まった場合、一般に、その債権の価格は下落し、利回りは上昇すんねん。
A.正しい
債権には、発行主体の財政状態の変化によって、元本の償還や利息の支払いが遅れたり行われなかったりするリスクがあんねん。
これを信用リスク(デフォルトリスク)と呼ぶねんけど、信用リスクが高まった場合には一般に、その債権の価格は下落すんねん。
一方で、価格が下落しても償還される元本や利息の額は変化しないので、より少ない投資で同等のリターンを得られる、つまり利回りは上昇することになんで。
☆個人向け国債
(問)
A.0.05
個人だけが買える国債である「個人向け国債」には、満期10年で変動金利型の「変動10」、満期5年で固定金利型の「固定5」、満期3年で固定金利型の「固定3」の3種類があんねん。
そして、個人向け国債の利率としては、満期が同等の固定利付国債の想定利回りを基準金利とし、そこに一定率を掛けたり差し引いたりしたものが適用されんねん。
ただし、適用利率には下限が定められていて、それ以下の利率が適用されることはありまへん。
令和元年現在の適用利率の下限は0.05%やで。
また、変動10の適用金利は、6カ月ごとに見直されんで。